オンラインでの相談を行う「心理よろず相談室」の支援方針に関する説明をさせて頂きます。
方針1.回復環境を整える
精神の危機は誰にも起こることですが、それが一つの原因で生じている場合は少なく、実際は複数の要因が絡みあって生じるものです。私はご本人が回復に向けて創意工夫と試行錯誤が重ねられるよう支援を行い、併せて身近な方々からのサポートも受け続けられるように、ご本人と支援する方々との関係性を支えながら、安心して回復できる環境づくりを目指したいと思います。
方針2.心理アセスメントを支援のベースにする
精神の危機に複数の原因が絡み合っているとすると、その複雑に絡まった要因を様々な角度からアセスメント(査定)する必要があります。そして、アセスメントの結果をもとに具体的な支援へ落とし込み、ご本人と検討します。
方針3.連携を行う
私は当事者のご家族やパートナーの方だけでなく、医師、訪問看護ステーションの看護師、福祉職の方々、言語聴覚士(ST)や作業療法士(OT)の方々とも連携して心理支援を行ってきました。これからもご本人やご家族の方々と一緒に支援を考えます。また、他の専門職の方々とも歩調を合わせて支援を行います。
方針4.「急がば、回れ」
精神の危機は誰しもが抱える可能性があり、さりとて危機をお気楽にやり過ごせるような代物ではありません。また、危機からの回復は一朝一夕に成就しえないもので、遅々として進まぬ改善にやきもきしたり、じれったさを感じる方が多いと思います。しかし、精神状態の急激な悪化はよく目にしますが、早急な回復を目にすることはあまりありません。ですから、回復への姿勢は「急がば回れ」がちょうど良く、日々の地道な取り組みが回復へと結実すると信じています。そのように時間をかけた分、ご本人が報われる支援をしたいと思っています。
方針5.多くの人に開かれ、利用しやすい心理相談室を目指します
心理カウンセリングは継続的に利用したいと思っても、その利用料金は決して安くはありません。また、面接を受けるために心理オフィスに足を運ぶ必要もありますので、経済的にも時間的にも利用する方に負担がかかってしまいます。私はカウンセリングを希望する方が利用しやすいことを考え「心理よろず相談室」を開きました。もちろん、利用の仕方はそれぞれです。半年に1回だけ面接を希望されても良いですし、精神的危機の渦中にあるため毎週面接をご希望されても構いません。オンラインにより料金と時間のコストを減らし、ご利用される方の現状に見合った頻度で相談ができるようにしたいと思っております。また、生活保護費を受給されている方の場合は、料金設定からご相談に乗りたいと思っております。
方針6.守秘義務を遵守しつつも、社会に開かれた心理オフィスを目指しています
面接時にお話しされた内容を口外することはありません。ご利用する方に対する守秘義務を遵守します。一方、ご本人がご自身の疾患や特性上の困難さをご自身でどなたかに説明するのは心もとない場合もあるかと思いますので、ご要望があれば、精神科の主治医の先生、障害福祉の担当者様、学校の先生、企業の健康管理担当の方など、必要に応じて私から情報提供を行い、心理の専門家という立場から、ご本人の状態をご説明したり、ご配慮をお願いしたりすることも可能です。
方針7.地域の精神医療、精神保健に貢献します。
当相談室は千葉県市川市にありますので、近隣の市区町村(松戸市、船橋市、習志野市、江戸川区、葛飾区など)にお住まいの方の場合は、福祉における計画相談や精神科通院などへの面接同行も可能です。ご自身で福祉担当者や主治医の先生に困っていることなどを伝えにくい時もありますし、精神疾患で勤務先の会社を休職中の方もおられると思います。現状どのような症状があり、職場復帰ではどのような配慮をしていただきたいのかなどを含め、私は利用者様を起点に関係者の方々とも協力関係を構築しながら、ご本人の日常生活の回復と安定、さらに社会生活の実現に向けた支援に尽力したいと思います。